派遣から正社員登用されるにはどんな方法がある?どんな方法でも狭き門あることには変わらないので注意

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派遣から正社員登用されるにはどんな方法がある?どんな方法でも狭き門あることには変わらないので注意

派遣社員として働いている中で、運よくそのまま正社員に登用されたという人もいるでしょう。

中々正社員になることができずに仕方なく派遣として働いている人にとっては羨ましくもあり、つい期待もしてしまうことかもしれません。

そこで今回は派遣社員から正社員登用されるパターンについて紹介をしていきます。

派遣から正社員登用は狭き門!

まずあらかじめ言っておかなくてはいけないのは、はっきり言って派遣から正社員登用されるというのは相当狭き門であって、普通に転職活動をして目指すほうがよっぽど可能性が高いことです。

どうしてもその派遣されている会社で働き続けたいという理由がない限りは、併せて転職活動も進めなくてはなりません。

可能性の低いことに期待して無駄に時間を過ごす、今後正社員を目指す上でそれは致命的なリスクになりうることだという認識は持ってください。

正社員登用自体が行われていない

そもそも派遣からは正社員登用自体が一切行われていないという会社は多いです。

しかもやらしいことに、求人票や派遣会社からの紹介の際には正社員登用もありえますという話をしておいてです。

確かに正社員登用制度自体があれば、過去に実績がないとしても嘘ではありませんからね。

派遣を受け入れる側にとっても、派遣会社側にとっても、できるだけ良い人材を集めたいと思うもの。その結果、正社員という飴をちらつかせて人を集めるということは多々行われていることです。

契約社員にしかなれない

直接雇用があっても契約社員にしかなれないという場合も多々あります

派遣は同じ人を雇うなら3年までというルールがありますが、もう少し働いてほしいなと思うことはあるでしょう。また新たな派遣の人が入ってきて一から仕事を教えるのは大変ですしね。

ただそんな時に正社員として雇うかというとそうではありません

正社員で雇ってしまうと簡単に辞めさせることができなくなるし、人件費も上がってしまいますからね。

そうなった時に会社側が選ぶのは契約社員派遣社員のように有期雇用者として最大5年は雇えるので何かと便利な存在です。

もしかしたらその契約社員としての期間が終わった後に正社員になれるかもしれません。

ただその頃には派遣で3年、契約社員で5年と合計8年間もかかっているわけです。

万が一契約社員のまま雇用契約が打ち切られてしまったら、悲惨であることは目に見えていますよね。

数年に1回しか行われていない

派遣社員から正社員登用されるのが実績とあったとしても要注意

実績があっても数年に1回しか行われていないなんてこともあって、もし自分の派遣が終わるタイミングがそこに合わないとどうにもならない場合もあるのです。

大企業であれば毎年確実に数人は正社員に登用されている場合もありますが、その倍率はえげつないもの。

派遣から正社員になるって本当に難しいことなのです。

派遣社員から正社員登用されるパターン

まあこのように狭き門だとしても、決してありえないというわけでもありません。

正社員登用制度がある場合ならもちろん、正社員登用がない場合でもなれたという事例はあるにはあります。

正社員登用制度がある場合

まず派遣社員からの正社員登用制度がある場合についてです。

正社員登用試験に合格する

最も基本的なパターンは正社員登用試験に合格するという方法。

大企業、中堅企業でしばしば行われており、これをクリアすることが必須条件となっています。

正社員登用試験では筆記試験面談、場合によってはその会社で行った業務に関してプレゼンを行う場合があります。

多くの場合、上司からの推薦状があるかないかによって合否に大きな影響を与えることになるので、日ごろから上司の信頼を得ることが必要となるでしょう。

上司から声をかけてもらう

中小企業の場合だと会社として正社員登用試験が行われている場合は少なく、直属の上司から声をかけられれば正社員になれるといった場合が多いです。

ただ声をかけるのは上司だとしても、その声をかけるまでにさらに上の上司にも相談をし、会社としての人員も考慮にいれた上で判断した結果である場合がほとんど。直属の上司が社長でもない限りはその上司の一任では決めれることがありません。

正社員登用制度がない場合

では続いて正社員登用制度がない場合について紹介します。

自分から正社員になれないかということを打診する

正社員登用制度がない時点で、会社の上司には正社員にするということが一切頭にない場合が多いんですが、自分からこの会社で正社員になりたいと打診することで、その上司が正社員にしたいと思える人材ならば可能性が増えるかもしれません。

さらに上の上司に打診して正社員になることを検討して貰えたり、通常の中途採用試験に上司のお墨付きありで応募することを進められたりなんて可能性もゼロではありません。

上司から声をかけてもらう

正社員登用試験がないという場合でも、上司から正社員にならないかと声をかけられる場合はゼロではありません

人員が不足している場合に限られるでしょうが、わざわざ中途採用の求人をだすのにはお金もかかるし雇うにしても未知の部分が大きい為、すでに派遣として働いていたので人物像を知っているし、わざわざお金をだして求人広告にださなくてもよくなるという、企業側のメリットも大きいですからね。

紹介予定派遣の場合

最後に紹介予定派遣として働いた場合について紹介します。

紹介予定派遣は元々正社員か契約社員として直接雇用することありきで働くものであり、普通に派遣社員として働く場合よりは正社員になれる可能性が高いです。

ただ普通に派遣として働くよりは採用される可能性が低いという一面もあります。

上司に合意してもらう

紹介予定派遣から正社員になれるのは、働いている人と会社側に合意があった場合。いくらこちらが希望しても上司が合意してくれなければ正社員にはなれません。

紹介予定派遣の場合、まず直接雇用して貰うことに合意してもらえる可能性が約半分、さらに契約社員ではなく正社員としての雇用になる可能性が約半分。合計すると4分の1程度の可能性です。

合意して貰う為には、派遣で働いている期間の仕事ぶりを上司に認めてもらうというのは当たり前なんですが、そもそも契約社員ではなく正社員として雇う気がある会社で働くということが重要になります。ただなかなか見抜くことができないというネックな部分がありますが。

契約社員を経た上で正社員になる

紹介予定派遣として働く期間は、通常の派遣と違って最大6ヶ月までと決められています。

ただ6ヶ月では足りないと感じる企業が、いずれは正社員にするつもりだけどもう半年だけ契約社員として働いてもらいたいと言ってくる場合もあります

この場合は本当に正社員にしてくれる場合もあるんですが、ああだこうだと先延ばしされてしまう可能性も秘めているので注意しなくてはなりません。

こんな人は甘い言葉に騙されないように注意

このように、派遣社員から正社員登用される可能性というのはゼロではありません。

ただ目指すにしても、こんな人は特に要注意です。

派遣社員を雇っている側からはできるだけ同じ人に長い間働いてほしいと思っています。

それ故に本当は正社員にするつもりもないのに期待させるような言動をしてくる場合があって、それに騙されると痛い目を見るかもしれません。

年齢が高い

30代後半、40代の人で派遣社員から正社員になったという人は、何かしらその仕事をする上で特化したスキルを持っている場合。

年齢が低い層だと今後の成長を期待して正社員にという場合もあるんですが、年齢が高くてスキルもないとなるとそのまま正社員に登用されるのは非現実的

最初から正社員をほしがっている企業を対象に転職活動を行ったほうがよっぽど可能性があります。

周りの派遣社員に比べて優位性を感じることができない

派遣から正社員になれる人はごくわずか。例えばその職場で5人の派遣社員の人がいたとしても、1人正社員になれればいいほうです。

もし自分が他の社員に比べて特別仕事ができるとは感じない、優位性を持つことができていないという場合には、正社員に登用される可能性はかなり低いと考えてください。

正社員になることを先延ばしにされている

最初は1年たったらと言われ、次はその半年後と言われ、また次は半年後と言われる、そんな風に先延ばしにされている場合は、もう可能性はほとんどないと考えたほうがいいでしょう。

期待を持たせてできるだけ長く働かせる為の常套手段です。

やっぱり正社員を目指して転職活動したほうが可能性が高い

もしあなたができるだけ早く正社員になりたいと考えているならば、正社員登用ではなく転職活動を行ってください。

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