契約社員から無期雇用になって感じたメリット、デメリット。正社員になれるかと思っていたら全然違った!
スポンサーリンク
契約社員は有期雇用となり、ほとんどの場合はその仕事を辞めることになり、再度仕事を探さなくてはいけなくなります。
年齢が低ければまた次の仕事を見つけるのは難しくないでしょう。
しかし30代、40代、50代と年齢が高くなるにつれて仕事を見つけるのは困難になってしまいますし、リーマンショック並みの不景気が訪れれば年齢が低くても仕事はそう簡単に見つからなくなります。
このことが契約社員のように有期雇用として働くことが不安定と言われている理由であり、実際に働いている人が大きな不安を感じる理由だと思います。
ただ契約社員であっても、有期雇用から無期雇用に転換される場合もあります。もちろん一部の人に限られますが。
こうなればとりあえず会社が潰れたりしないかぎりは働き続けることができます。
しかしこれで一安心と思いきや、良いことばかりではないようです。
そこで今回は契約社員から無期雇用になることのメリットやデメリットについて紹介していきます。
契約社員から無期雇用になったからといって正社員になれるとは限らない
労働契約法第18条では、有期労働契約が繰り返し更新されて5年を超えた場合、労働者の申し込みにより無期労働契約に転換できると定められています。
契約社員はたいてい半年もしくは1年の労働契約を結んでいて、問題がなければ何度も繰り返されることになりますが、繰り返された結果5年以上になると、会社側が無期雇用にしたくなくても労働者がなりたいと言えば拒否することはできません。当然その理由で解雇することは不当解雇にあたりますから不可能です。
よって会社側は無期雇用にするつもりがなければ5年以内に契約更新をとりやめる場合がほとんどです。
ただ中には無期雇用にしても良いと考え、5年を超えて更新を繰り返したり、自分から言わなくても無期雇用への転換を打診される場合もあります。
しかし勘違いしてはいけないのが、無期雇用になったからと言って正社員として雇われるとは限らないという点です。
あくまで法律では有期雇用から無期雇用にすることだけを義務付けているのであって、正社員としてその他の正社員と同待遇で雇用されるとは限らないんです。
もちろん正社員になれる場合もあります。
ただ5年たったら無期雇用にするからと言われて正社員になれるんだと期待し、いざ5年たったらそれまでと何ら待遇は変わらなかったなんてことがあり得るのです。
無期雇用になって感じたメリット、デメリット
では実際に契約社員として働き、無期雇用から有期雇用になった人が感じたメリット、デメリットを紹介します。
今回紹介するのはあくまでその会社で感じたことであり、全ての会社に共通するものではありません。
会社によっては本当に恵まれている場合もあります。正社員として正社員同等の待遇で雇用され、契約社員の頃から大幅に給料アップすることができる場合もあるでしょう。
ただこれから紹介するような場合もあるということは忘れず、単に無期雇用であるという言葉に騙されないように気を付けなくてはなりません。
メリットはたった一つ
私が契約社員として働いていた会社で無期雇用に転換したのは3年たった時のこと。
2013年に法改正がされたという影響もあって、その時期に働き始めた私以外の人も数人3年を一つの目安に無期雇用へと転換されました。
これによって感じたメリットは安定という部分。契約が終わればまた一から仕事探しをしなくてはならないというのはやっぱり心の負担になっていて、それがなくなったのは大きかったです。
こちらから辞めると言わない、もしくは倒産やリストラがない限りはずっと働けるというのは安心につながります。
しかしメリットはそれだけです。
デメリット
無期雇用になったことはむしろデメリットの方が大きかったですね。
給料はほぼそのまま
希望するなら無期雇用にすると上司から言われ、少しは待遇がよくなるはず、ボーナスもでるようになるはずだと思っていたんですがその期待は見事に散りました。
給料は基本給が2千円だけアップ、ボーナスは相変わらずなし。期待していたものとは全然違いました。
そもそも肩書も正社員ではなく準社員。正社員とは違い、決して恵まれているとは言えないものでした。
残業増
契約社員は月に10時間残業すればいいほうだった残業も、準社員となった途端にあれこれと仕事が増えて、残業も30時間を超す月がでるようになりました。
一応残業代はでていたので、これによって数万円給料は増えていましたが、基本給自体が増えていないのに仕事が大変になるというのはかなり嫌でしたね。
退職金はなし
正社員にはある退職金も準社員にはなし。
さすがにここまで差があるのかと愕然としましたね。
普通の正社員とは全然違った
確かに正社員が行っている仕事と、準社員である私が行っている仕事はまったく違いました。
ですから待遇が違うのは仕方がないかもしれません。
ただそれにしても低すぎるなという感じです。
結局私はその会社を辞め、無事違う会社に正社員として転職。給料は増えたしボーナスも貰えるようになりました。
これならさっさと転職すれば良かったなぁという感じです。
正社員として働くために
正社員に向けた取り組みとしてまずやらなくてはいけないのが転職サイト等への登録です。
転職サイトでおすすめなのが、doda、MIIDAS(ミーダス)とハタラクティブ。
dodaは最大手の転職サイトであり、転職エージェントサービスも利用できる転職サービス。
求人数が多くスカウト機能も充実、幅広い年齢層、職種を網羅しているまず使うべきサービスです。
転職エージェントサービスの評判も良く、非公開求人数は10万件以上。転職活動全般を無料でサポートしてくれるので、ぜひ使ってみることをお勧めします。
MIIDAS(ミーダス)は簡単な登録をするだけで自分の市場価値(年収相場)を見ることができるとともに、自分が何をしなくても多くの企業からオファーが届きます。
しかもそのオファーは面接確約。書類選考が必要なくなります。
大手転職サービスdodaを運営しているパーソルキャリアが運営しているので、過去の豊富なデータに基づいているので安心ですし、自分と同じようなキャリアの人がどうだったかということを見ることもできます。
最初に登録しておけばあとは待っていれば良いので、とりあえず最初にさっと登録しておきたいサイトです。
ハタラクティブは派遣社員や契約社員などの非正規社員はもちろん、フリーターや既卒など職歴がない人も利用可能な転職エージェント。
未経験業界への転職実績が多く、転職内定率も8割超えのかなり使える転職エージェントです。
求人も実際に確認した上で紹介してくれるのでブラック企業はほぼなく、求人票だけではわからない仕事環境についても教えて貰えます。
応募書類のチェックから面接対策など転職活動全般をサポートしている転職エージェントは就職・転職を成功させる為には是が非でも利用すべきものサービスです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク