中高年の転職、再就職。派遣社員になるしかないの?

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中高年の転職、再就職。派遣社員になるしかないの?

中高年で転職、再就職することは難しい。

それはまぎれもない事実です。

企業の経営者の立場になってみれば、若い人材を求めるのも仕方がなく、どうしても不利になってしまいます。

その為、中高年で正社員への転職、再就職は無理だ、派遣社員として働くしかないとなってしまい、早々に正社員で働くことを諦めてしまう人もいるでしょう。

とはいえ、必ずしも転職できないわけではありませんし、むしろこれまでの経験を欲しがる企業もあり、有利に働くこともあります。

確かに何社も不採用となってしまうでしょうし、以前働いていた会社からは給与面でも下がってしまうことが多いですが、それでも十分に可能性はあります。

ただ、必ずしも正社員として働くことが良いとは言えない面もあります。

何がなんでも正社員で働くのか、それとも派遣社員として働くのか考えてみましょう。

おすすめ:派遣社員として働いている人の為の転職サイト

中高年の転職や派遣社員の実態

まずは、中高年の転職の実態について色々とみていきましょう。

中高年が転職すると年収はどうなる?

中高年として、40歳から59歳までの人が転職、再就職した場合に、年収アップさせることは可能なのでしょうか。

中高年の転職、再就職は厳しいとされ、年収アップは無理だと思われがちですが、実態はそうでもありません。

年収が増えた人、増えなかった人の割合は以下の通りとなっています。

40歳~44歳

  • 年収が増加した人・・・34.9%
  • 年収が減少した人・・・27.3%
  • 変わらなかった人・・・36.0%

45歳~49歳

  • 年収が増加した人・・・37.4%
  • 年収が減少した人・・・30.0%
  • 変わらなかった人・・・31.2%

50歳~54歳

  • 年収が増加した人・・・30.2%
  • 年収が減少した人・・・31.1%
  • 変わらなかった人・・・35.6%

55歳~59歳

  • 年収が増加した人・・・25.5%
  • 年収が減少した人・・・36.2%
  • 変わらなかった人・・・35.4%

見てわかるように、40代であれば、むしろ年収は増える人は多いです。

50代であっても前半であれば年収が増える人、減る人は同じくらい。

中高年の転職、再就職では年収が下がるとされていますが、実はそんなことはないのです。

また、年収が増えた人の中で、年収が大きく増加した人もそれなりにいます。

年収が増加した人の中で1割以上増えた人の割合は以下の通りです。

  • 40歳~44歳・・・22.3%
  • 45歳~49歳・・・22.5%
  • 50歳~54歳・・・16.6%
  • 55歳~59歳・・・13.1%

参考:厚生労働省

中高年が異業種へ転職することは可能?

中高年に中途採用で求められることが、経験やスキル。

その為、未経験の異業種への転職は不可能と思われがち。

しかし、実際は中高年で異業種に転職する人もかなりいます。

転職サイトDUDAの「異業種転職を受け入れる可能性」によれば、

40歳から44歳の転職者のうち、同業種に転職は51.0%、異業種に転職した人は49.0%となっています。

約半数が異業種に転職しているのです。

正規雇用、非正規雇用の割合や望まない働き方をしている人

次に、中高年の正規雇用、非正規雇用の割合を見てみましょう。

総務省統計局の「労働力調査」によれば、年齢別の正規社員、非正規社員の割合は以下の通り。

  • 35歳~44歳・・・29.6%
  • 45歳~54歳・・・32.7%

およそ3割が派遣社員や契約社員、パートといった働き方をしています。

ただ、注意しなくてはいけないのが、この中には好んで非正規社員として働いている人もいます。

非正規社員として働いている人の中で、不本意にこの働き方になってしまっている人は、

  • 35歳~44歳・・・18.7%
  • 45歳~54歳・・・18.3%

3割の非正規社員の中の2割程度となっており、全労働者の中では6%程度になります。

中高年の転職、再就職。正社員と派遣社員のどちらを選ぶ?

中高年でも十分に派遣社員ではなくj正社員への転職、再就職は可能です。

しかし、何も正社員になったほうがいいというわけではなく、それぞれにメリットがあります。

どちらを選ぶかはあなた次第です。

それぞれの働き方のメリット、デメリットを紹介しましょう。

中高年が正社員に転職、再就職する場合

中高年が正社員に転職、再就職するメリットとして、まずは給料の高さがあげられます。

以前の記事「派遣社員、契約社員の平均年収の実態、正社員とはこれだけ違う」で紹介していますが、

派遣社員や契約社員の中高年の月給は以下の通り。

  • 40~44歳・・・201,700円
  • 45~49歳・・・204,000円
  • 50~54歳・・・202,100円
  • 55~59歳・・・206,900円

一方、正社員であれば

  • 40~44歳・・・345,000円
  • 45~49歳・・・381,900円
  • 50~54歳・・・402,900円
  • 55~59歳・・・392,200円

非常に大きな違いがあります。

また、中高年であっても退職金がある、福利厚生が正社員のほうが充実しているといったメリットがあります。

一方、デメリットもあります。

まずは転職活動が厳しく、期間が長引くこと。

どうしても、年齢できられてしまうこともあり、相当な数を受けなければなりません。

一部の場合を除いて応募時に年齢の範囲を書くことはだめな為、年齢不問になっていても、実態は年齢制限があり、書類選考でそうそうに切られてしまいます。

また、正社員として働くならばそれなりに責任も重く、高い貢献度を求められるでしょう。

新たな環境で、かつ求められるレベルも高い為、精神的な負担は非常に高いといえます。

さらに、上記では年収が正社員のほうが高いとしましたが、場合によってはかなり低い額となってしまうこともあります、

特に未経験の業種に転職する場合は極端に下がることもあります。

中高年が派遣社員に転職、再就職する場合

中高年が派遣社員として働くことのデメリットは、上記でもあげたように給料の低さです。

また、働くことができるのは最長3年であり、契約期間が終わるとまた新たな派遣先に行かなければなりません。

中高年で、職場を次々と変えなくてはいけないのは大変です。

また、周囲からのあたりも厳しいものがあります。

派遣先でも、ひどい人は馬鹿にしてくるなんて人もいるそうです。

ただ、メリットもあります。

転職活動は正社員になるよりもずっと簡単で、負担はかるくなります。

仕事の面では正社員ほどの責任は求められず、精神的な負担も軽いでしょう。

給料は平均としては低いですが、スキルを認められれば高い時給で働くことが可能です。

未経験業種で給料が新入社員並みで正社員として働くよりも、ずっと高い給料をもらうことができる可能性もあります。

働き方は自分で決める

中高年の転職、再就職は厳しいといったイメージや、いくつか受けて受からなかった為に、すぐにあきらめてしまうのではなく、粘り強さも必要になります。

正社員に向けた取り組みとしてまずやらなくてはいけないのが転職サイト等への登録です。

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